トリニティーリアクターの容器

サンスクリーンに使っていただいている、トリニティーリアクターの容器の裏には、鏡文字で文字群を印字しています。鏡に映して覗き込むと読めます。

「エネルギー保存の法則」と書いています。

紫外線のエネルギーが、黒曜石や触媒によって、遠赤外線や電子の移動や反射される分や熱などに変わっています。当たり前なのですが、紫外線のエネルギーは、それらの総和のエネルギーと同じですと言う意味です。当たり前なのですが、改めて考えると面白いかなと思って、当初に印字いたしました。

丸めて言うと、肌に悪影響が無いものに変えているという事です。むしろ、肌に有益であるという波長に変換もしています。また、むき出しの二酸化チタンでは肌に悪影響を与える恐れがあるのですが(ルチル型でも活性がある為)、これはアパタイト被覆をしていて、肌にラジカル的な破壊のエネルギーが行きません。

日本経済新聞一面に取り上げられた、蚕にチタンとアパタイトの人工飼料を食べさせて、糸として吐き出させたものが元の技術です。生体親和性の高い半導体として取り上げられました。蚕はデリケートな生き物で、変なものを食べるとすぐ死んでしまいます。蚕も食べられるほど安全で、水槽に入れると水を綺麗にしてくれるし、メダカも元気です。

話はそれましたが、容器やパンフレットには、ちょっとしたそういう仕掛けがあります。そして、意味無く、そういったデザインを入れている事は一切ありません。また、デザインは、黄金比、シルバー比、自然対数、円周率、などの比率で作られています。L∪SのUは数学の和集合で、論理と感性という意味です。どちらの人にも、受け入れてもらえたらという祈りがあります。そして、L∩S向っていきたいという気持ちで、マークは部分集合を表しています。L∪S⇒L∩S という祈りです。これが、レオナルドダヴィンチ、ヴィダルサスーン、がやったジャンプです。

細かい所を見ると、色々発見があると思います。あれ?これ変じゃないか!と気が付いたら、実は考えがあってそうしていますという所だったりします。私たちがやってきたことは別に特別な事をしているわけでもありません。昔の人たちも、そういう、自然の普遍的な部分を切り取って、建築したりデザインしていますから。みんなやる事は同じかなと思っています。ファインマンは、やたらと同僚のロッカーを開けるのが好きだったそうです。物理学者の多くは、オイラー数をロッカーの番号に設定していたそうですから。