ノーベル化学賞 関連

極地でのオゾンホールの原因としてフロンが疑われてはいたが,フロンは安定していて,それほど反応速度は早くないので,その原因ではないだろうと言われていた.

成層圏上部はオゾンが紫外線を吸収するために高温になっていて対流がないが,オゾンが無くなると,成層圏での対流が始まり,気象が不安定になるのではと考えられている.

佐藤春雄先生が氷にフロンが担持して,触媒的な反応でハロゲン(塩素)に分解して,そのハロゲンで塩素を壊していく反応速度を出しました.それをまとめた先生はノーベル化学賞をとっています.

フロンを知っている人は私ぐらいの年代まででしょうか.フロンの規制によって,今はオゾンホールは収束しているようです.明らかな科学的証明をすることは難しいことと,明らかな科学的証明がなければ止められないことのようです.

オゾン層の真の心配は,成層圏の対流にあるとされ,皮膚がんの事はあまり聞きません.昔,海外紙を見て,安直な紫外線対策で皮膚がんを誘発している可能性もあるのではないかとも感じます.

佐藤春雄先生は日本国内ではあまり有名ではないそうですが,海外では彼の名前を冠した反応名が使われているそうです.

 

Mario José Molina Henríquez
フロンガスによるオゾン層破壊の危険を指摘   1995年ノーベル化学賞受賞

フロンは反応しない安定したガスなので身近に沢山ありました.昔々,冷媒はアンモニアでしたが,漏れたら危険です.しかし,フロンなら燃えないし,毒性もなく安全です.私の子どもの頃,身近なフロンと言えばガス銃でした.欲しくて欲しくてたまりませんでしたが,私が手にすることはありませんでした.またスプレーにも良く使われていました.罪悪感を感じながら,周りの大人や先輩がフロンを使っていたのを覚えています.今思うと,あっという間にフロンが日常から無くなりました.産業界にその時は嫌がられても,あとから産業界から感謝される存在は沢山あります.地球の年齢を明らかにした,クレアパターソンもその典型かと思います.その時はパターソンに嫌がらせをした存在も,今は感謝していると思います.あのままでいたより今はずっと良い世界です.自分にも来ますが,子孫には複利のように影響が来ます.