ヒエラルキー構造がありますね。マズローとか、人事とか、他にもいろいろ。
で、怪しいと思っていたんですけど、友人と話をしてて、納得いくのはトーラス状だという話になったんですよ。ヒエラルキー構造からトーラス構造になっているねって。組織も、ヒエラルキー構造からトーラスっぽくなってきているところが多いと思うんです。また、中心を移動させることもできるといいます。あの会社も、この会社も、ピラミッド構造よりはドーナツっぽいねって。
社長は役割ですよね。偉いとか偉くないとかじゃないわけですし。オカルトじゃない方のマーフィーの法則で、「人は無能になるまで出世する」というのがありますよね。営業でダントツだった人が、部長になったとたん、無能な部長になるというやつです。部長で成果を出していた人が、専務になったとたんクソ専務になるという。トーラス構造だったら、一番能力を発揮できる部分でいられるんですよね。また、社長の収入を超える社員がいるなんて、そんな珍しい話でもなくなってきているわけですね。
欲求でも、ピラミッド型に、下から上がっていくというのはピンとこない。説明を受けたら、まあそうかなと思うんだけど、トーラスだとしっくりくる。
しかし、トーラス構造って、ドラゴンクエストっぽくて、人工的なイメージで、球のほうが真理な気がすると思ったら、そうでもないようです。循環、流動、磁場、なんかはトーラスの形で、現象というのはそんな感じで、自然科学の中にちゃんとある構造だと聞いて、気持ちよく納得できた。
モノポールは見つかってなくて、やっぱりないかもしれない。磁場はトーラス。電場は球。磁場はスピンや電荷の動きで、現象。電場は、存在という感じがする。
球は存在、トーラスは現象、という形のようです。
核融合炉がトーラスを選ぶ理由とも一致していて、高エネルギーを安定して保つ構造がトーラスだったからだという。ピラミッド構造が核分裂で、トーラス構造が核融合と言えるんですよね。核融合が実現出来たら、ピラミッド型から、トーラス型の時代になるという事ですね。
トーラス構造に気が付いていた人がいたのか調べてみたら、ジル・ドゥルーズという方だった。今まで読んだことがなかった方です。秘密結社系ってピラミッド好きですけど、私はドーナツを意匠に入れていこうかな。
自然界でトーラスあるやんって、思ったら信用できる形でした。
あと、トーラス型の場合、ヒエラルキーと違って、必要とされるものが違う。求められる能力は、指示遂行・管理統率・報告力ではなくて、自律性・共振性・内省と観測らしい。意思決定はトップダウンではなくて、分散・調整型・瞬間的中心発生。
本田の事を経営の先生から聞いたことがあって。「あの会社変なんですよ」って。あの会社は、危機が来ると、もう駄目になるのかなと思ったら、ヒット車出して、ぼろ儲けして、何度も復活してきたんです。それが意味が分からないんです、っていうんですね。トップからの意思決定でそうなるんじゃなくて、どっかの現場からそういうのが起こってきたというんです。今もそうなのかはわかりませんが。トーラスの力で復活していたのかもしれないですね。
内発的な倫理性は乏しい(役割倫理)から高い(構造倫理)になるらしい。そりゃそうですよね。
構造がそうさせている弊害が多そうですね。
国家も、官僚も、トーラス型に出来ればいいのでしょうが、それには、要素の一人びとりが、学力以外にも必要になってくるので、大変そうなんですね。教育がめっちゃ必要ってことですね。
Googleの採用基準を聞いたら、「生まれながらのいい人」と言っていて。実は、ある程度トーラス型の組織を維持させるために、そうしているのかなと、思いました。
トーラスは、構造を作るまでは大変ですが、出来てしまえば、ピラミッドより、快適な人生かもしれません。