トリニティースタビライザーは、程よく表面張力を下げる製品です。
電解質、ヒドロキシアパタイト、高分子シルク、が表面張力を下げます。
ですので、油と水分が混ざりやすくなります。
肌の上は、汗と皮脂とが常在菌の寄与により、クリームになっているそうです。
もともとに、そういう表面張力を下げて混ざりやすくなる構造が含まれているのです。
それを出来るだけ模範しているつもりです。
余談
トリニティースタビライザーは、高分子シルクの包接機能であるとか、アパタイトの混ざりやすくする機能などもあるのですが、ご興味がある人がいらっしゃいましたら、また説明したいと思います。有名な無機化学の教科書だと、大体取り上げられている内容です。また、現象は全部熱力学の話で説明されていることです。
ホストゲスト化合物
ドュポン社のチャールズ・ジョン・ペダーセンが60歳の時にクラウンエーテルを発見により、のちに、ノーベル賞を取りました。管理職になるのを嫌って、ずっと現場の研究者をされていたそうです。これは、環状になっていて、その穴より少し小さいぐらいのサイズのものがあると、すっぽりとはまってしまいます。包接といいます。同じ原理で、ゼオライトですとか、サイクロデキストリンとか、使われています。弊社では高分子シルクが包接剤です。高分子シルクのユニークなところは、色々なサイズの穴がある事です。また、キョンセームも同様で、10Åまでの構造は確認されています。その先は検出限界とのことで、観測されていません。それで汚れを取っているわけです。(熱力学的な解釈では、水分子、などの代わりに、それより大きい物質が来たら、水分子などを放出して、その物質を取り入れます。という事は、トータルでエントロピーが増大しておりますので、ギブズエネルギーの変化量は負になります。)
ここの紹介部分は超分子の一種として、山田康洋先生に授業で習いました。授業はとても面白かったです。先生は「最先端というのは、君たちが思っているよりすぐですよ。ただ、教授なんて言うのは、それを誰かがもうやったよという事を、みんなよりは知っているという事で、ああ、それはもうやられている事だよという事を教えてあげられるぐらいですよ。すぐ最先端やることになりますからね」なんておっしゃっていました。実際に再現性があるのだけれども、どうしてそうなるのか知られてないことも多いと思います。