面接する側は、「この人と一緒に仕事出来るかな」と見ています。エントリーシート、履歴書は、まあ空欄を埋めといてねという気持ちです。趣味は、読書、映画鑑賞、と書いてあることが多いらしく、「最近読んだ本は?」と聞くと、答えられない人もいらっしゃるそうです。「別に本当のこと言わなくてもいいから、そのぐらい考えておけよ!」と思っているそうです。
また、好感を持つ基準も、担当される方で変わる場合もあります。趣味が読書とありましたら、何を読まれるのですか?と聞いたら少し間をおいて「数Ⅱ数Bです」と言った方がいるそうです。それを聞いて、面接官は大笑いして、好感を持ったそうです。
みんなが聞いたことがあるような工業系のメーカーは大体このような感じです。職種、会社、公務員などでの特別な面接もあるそうです。例えば、意地悪な事をわざと言う場合があるとか。それは、理不尽な変な人が来た時に、火に油を注ぐようなめんどくさい人では無いか、気持ち良く帰ってもらえるように対応できるかをチェックしているのだとか。ちょっと理不尽でも、感じ良く応答できれば良いそうですね。馬鹿正直に色々話してしまう人が来てしまうと困るという職場もあるようです。エントリーする人は、みんながそう思っているのだけれども、そんな本当の事を言うなよ!っていう場合があるそうです。理学系、技術系は、正直に答えてむしろ好意的に見てくれる場合もあるようです。
場所によって、全然基準が違います。また、初対面での感が良いだけの人が次々通過してしまって、「もう!」と文句を言っているメーカーの現場の声も少なくはありません。ビルゲイツは昔、マイクロソフトでは、優れた技術、優れたリーダーシップ能力、優れたコミュニケーション能力、のうち二つ持っていれば出世の道があると言っていました。そして、何故か三つを兼ね備えている人間はいないと言っていました。
コミュニケーション能力が低くて、素晴らしい人は沢山います。また、空気を読む人が悪くしてしまうという話も聞いたことがあります。それは危険であると、改善策の報告をしたら、左遷されて、それを無視する存在は左遷されないで、取り返しのつかない事故を起こしたという話もあります。
藤原正彦さんが数学者列伝の中で、天才には絶対的な味方が一人は必要だとおっしゃっていたと思います。そこで紹介されている人物たちを見ていくと、「なんで周りはわかってあげないんだ!!!」という気持ちになります。とても立派な会社でも良くある話で、ゴマの擦り方の足りない優秀な方がいて、現場の人はその人の事を知っているのだけれども、上司からはウケが悪く、上手なあかん人が出世してしまう事もあるそうです。また、周りに仕事を教えないで、自分しか仕事が出来ないようにして、君臨しようとする人もいるようです。しかし、上の人からの評価が高い場合があるのだとか。なるべく、コミュニケーション能力を持ってない方を、大事に出来る立場にいたいものです。
とある大企業にいた大先輩の話で、作ってはいけないものを作るという人がいて、上司のスペックを超える製品を、安くて小型化して作ってしまう人がいました。窓際に追いやられ、その会社初のゲームを作らされていたそうです。昭和の時代は特にそういう事をしてはいけなかったそうです。噂によると、入社試験はジーパンで行ったそうです。別の会社で変な顔をされたので、その会社に入社したのだとか。その天才を大事にしたとある営業マンは、一緒に大成功しました。ビルゲイツは、「オタクの元で働くことになる。オタクを大事にしろ」と言ったそうです。和訳が正しいのかわかりませんが、言いたい事はわかります。
また、本当にその人の事を知るには、一年ぐらいずっとつきっきりで、一緒に何かしないとわからないといいます。それはやってられないので、試験と面接で無理をして一日二日でやろうという事なので、そういうのに落ちても、まあその程度の事なので、落ち込む必要は無いとの事です。これも複数人から聞いている事です。また、本でも同じ内容を見た事があります。
YouTubeで「わんこらチャンネル」というのがございまして、とても気にっています。
ガロアも面接で落とされてしまったという話がありました。ラマヌジャンも天才過ぎて枠に収まらず、ハーディが気が付かなければ周りが評価出来なかったとか。
スタビライザー100mLの裏に印刷しているのは、ラマヌジャンの発見した、円周率の公式です。