鉄 は 美容にも良い事もある

ワイヤードでの紹介(クリスアンダーソンが編集長をしていた雑誌)
カンボジアの人を貧血から守る鉄製の魚「Lucky Iron Fish」

鉄の事は、あまり書いてこなかったのですが、ご紹介です。理由はいくつかあります。複数の有名な人や、医師や理系の人が、とった方がいい、とらない方がいい、と主張されていることがあるからです。おそらくは、どちらも正しくて、それぞれの主張するある程度限定した条件での、良い、悪い、をおっしゃっているのだと思います。

また、日本人は鉄不足の人が多いようで、その指摘を色々なところで見たことがあります。鉄不足の方は色々な原因がある事もありますし、こちらで紹介する方法では間に合わない場合もあるかもしれませんが、ゆっくり確実という習慣は、時にはものすごい成果を出すこともあります。色々な意見があるとは思いますが、私は鉄の製品が好きです。

フライパンは鉄製で、ご飯は鉄釜を使っておりまして、お湯は鉄瓶を使っています。

私は最初、「鉄玉」という鉄でできたキティーちゃんを使っていました。(「鉄玉、キティーちゃん」と検索すればすぐに出てくると思います。)白湯がおいしくなりますし、いい感じなので、フライパン、釜、瓶、を使うようになっていったのです。

鉄フライパンは当初、家族は物凄く嫌っていました。「重たい!」「錆びる!」「鉄の味がする気がする!」と。めんどくさいのでほっといて、自分だけ使っていると、いつの間にか、鉄フライパンを使いだしていました。今では鉄フライパンでないと嫌だと言っています。「最初は重たかったけど、今は普通に持てる」と言っています。

鉄フライパンも、鉄釜も、鉄瓶も、最初は面倒かもしれません。しかし、つきあいかたがわかると、面倒でもないですし、余計に時間を取られるという事もありません。スピーディーに生きられます。とにかく、実際に使いながら身に着けていく工夫です。鉄フライパンも二つ使っていて、一つは乱暴に使うもの、一つは正しく丁寧に使うものとして、目的別に使い分けています。

義理の母に鉄瓶を渡されていて、良く思っていなかったという方も、何人かおりました。「鉄瓶もらえるなんてラッキーですけどね」と話すと、そうだったのかと、喜んでくれる事もあります。また、義理の母から人工香料、柔軟剤、などを控えるように言われた方も何人かおりました。やめてみると、子どもの頭痛が消えたり、かゆみが消えたりした方もいるようです。それらが良くないという言い方は、断定的で良くないのだと思うのですが、合わない人も多い気がします。しっかり、そういうものは問題が無いという、科学的な立場の人も存在しているようです。しかし、控えてみると楽になる人もいます。無茶苦茶な事を、義理の母に言われてしまうのはつらいと思いますが、何らかの根拠や、体験から善意をもって言ってくれている場合もあります。また、義理の母の立場の方からお話を聴くこともあります。本当は子どもの為に匂いの強いもの、柔軟剤をやめてほしいのだけれども、言っては悪いと思って言えないという方もいます。やはり孫をよく見ているというか、香料の匂いが強い洗濯ものを部屋に干して、そこで寝ているのが、体調不良になっているのではないかと心配されておりました。そうじゃないかもしれないですが、試してみる価値はあるのではないかと、思ってしまいます。

何がソースかで信用度も変わると思いますし、誰から言われるかで、受け入れ加減も変わりますよね。チャラチャラした雑誌やメディアのいう事はあまり信用しない方がいいと思っています。こういう男がモテるだとか、こういう女がモテるというのがあるようですが、女性に、男性に、聞いてみればわかります。良くわからないこだわりを持っているのはごく一部の変な人だけであり、わりとまともな人は、そういう条件は持っていません。男は、肌の色が白いのがいいとか、ネイルしているとか、メイクだとか、まつ毛だとか、どうでもいいと思っています。それよりは頼りがいのある女性の方がモテます。無害な事もありますが、中には体に負担を強いるような事を推奨されることもありますので、気を付けていただきたいと思います。ちゃんとしている方が、ちゃんとした人にモテます。変な人にモテてもしょうがないですよね。ここでは書けませんが、止めるとすごく快適になる事は生活の中に潜んでいます。でもそれをするのが常識にされてしまっているのです。しかし、わかっている人は、もうそういうものから卒業しています。また、近いもので、「メイクをしないのは裸」とか「メイクをしないと失礼」というのも、意図的に利益を狙って浸透させたのだと思います。それで問題が起こらないならいいのですが、どうしても肌に負担がかかって、辛い思いをしている人たちがいることも知っていなければいけないと思います。色々ありますが、体調に不調をきたす人をどんどん切り捨てていく事も、快適な世の中ではありません。メイクが悪いと言っているのではなくて、好きな人だけ、好きな日に好きなだけやればいいのです。メイクが辛い人に「口紅をしないのは裸だ」とか「失礼」とか言って、追い詰めない事です。この口上は実際に大手のメーカーの研修で習った方がおります。そういうやり方はあまり人道的ではないと思います。連日続けると、負担が出る人がいるので、インターバルも大事にしましょうと言った方が、永続的な発展が出来るのではないかとも思います。

話はそれましたが、誰に言われるかで受け入れ加減も変わるというのはしょうがなくありますよね。「鉄瓶を是非使って!」と言われて持ってこられても、拒否する気持ちが湧いてくるのもわかります。しかし、たまたま誰かから聴いたり、自分から調べてやってみたくなるという事もいつ起こるかわかりません。たまたまの話ですが、たまたま私のいう事を次々やってみて、調子が良くなった方がおります。仲良くなったので、話をしたら、すでに母親から全部言われていたことだったそうです。しかし、母から言われても全部馬鹿にして受け入れてなかったそうです。すんなり理解できたのは事前に母から言われていたことだったからで、初めて聞いたのが私だったら拒否していたかも知れないですから、母親の言ってくれていたことには意味がありますよと、お伝えしました。実際にそうなのです。

自分一人では到底思いつかない効果的な事、危機を脱する事、はやっぱりあるんですね。私には心当たりがあります。私一人でその問題の解決に向かっていたら泥沼だったという具体的な事がいくつかあります。ちょっとした他人からの助けとか、知恵、知識、あるいは私に対する説得に助けられ続けているのです。良くなって、仲良くなった方と話をしても同じです。変な人もいるかもしれませんが、みんなで助け合っていくところもあるのです。

鉄の事でも、色々なエピソードを思い出します。ここでは書けないような色々な意味でも、鉄の製品はおすすめです。その時だけの使い勝手をちょっと手放してみると、ずっと楽になるという事は、世の中には沢山あると思います。ちょっとした面倒を受け入れてみると、豊かさを感じます。

余談

義理の母の事は、フランス語では美しい母と表現する。英語では法的な母と表現する。

パスカルの言葉「敬意とは面倒なことをしてみなさい、ということなのである」というのがある。