エタノール

エタノールが減ってきたので(まだ余裕がありますが)、エタノールを頼もうと思ったら、全部売り切れになっていました。医療と化学の方達は大丈夫なのでしょうか。

化学関係は試薬不足になる事は良くあります。

ヘリウムが高騰したときも、NMRなどに必須のものですし、実験のコストが上がりました。また風船としての使用は消えてしまったとか。今も風船は無いのでしょうか。とある偉い先生が言うにはヘリウムは地球に豊富に存在するそうですが。

リーマンショックの時、自動車の生産が減って、ナフサからバンパーとか作る過程で出てくるそうなのですが、イソプロパノールか、ターシャリーブチルアルコールか、忘れましたが、良く使う溶剤が手に入らなくなって、世の中の繋がりを感じたそうです。その時は、他にも色々な試薬が不足したのではないでしょうか。

今日、美容師さんにアルコールが手に入らない話をしたら、今はアルコールをみんなが買ってしまってどこも空っぽだと教えてくれました。また、殺菌の為の濃度の調整まで伝わっているらしく、一般の方が消毒用エタノールが売り切れたので、高濃度のアルコールを購入し水で調整して消毒に使っているそうです。昔は70%が殺菌力が最も高いと習いましたが、今は60~95%で、殺菌、消毒が出来ると言われているそうです。菌はそれでいいと思います。

ウイルスは聞いたことが無かったので、少し調べてみると、エンベロープをもつウイルスにはアルコールが有効で、100%かそれに近い濃度が最も消毒効果が高いそうです。おそらく、今アルコール買っている方は、テレビでやっているウイルス目的だと思いますので、その場合は、エンベロープをもつウイルスなので出来るだけ高濃度のままで調整しないで使えばいいのではないかと思います。

アルコールの話でも、ウイルスの話でも、昔に教えられたこととは違っている事、更新されている事があるなと感じました。また、周りでは新型のウイルスで過剰な反応をしている方はいません。大丈夫だと思っている方もいるのでしょうし、そうで無いと思っている人がいたとしても、過剰には反応しないのだと思います。感染症を軽視しているわけでも無いですが。

昭和生まれの話
エタノールと水の分離は、共沸を起こすので、ある濃度以上には、蒸留ではエタノール濃度を上げられません。普通にやっても96%が限界です。そこで、ベンゼンを使って、何度も限りなく精製を繰り返してほぼ100%のエタノールを作りそれをお酒にして飲んでいた学生がいたそうです。食品でも同じような事やっているものがあるようですが、当時の学生は、あれは危ないと口を合わせます。

学部の新入オリエンテーションでは、乾杯でした。昔はOKでした。

化学の先生の話
講義でアルコールが出てきたらそれだけで喜ぶ先生がいました。「私の大好きなアルコール」と一言を添えます。その先生からはアルコールの事が良く頭に入りました。